耐震(新築と中古)

家モヤ089

 

鈴木:おはようございます。スズモクの鈴木尚美です。今週も「家づくりのモヤモヤ」、始まりました。皆様、よろしくお願いします。

今日はスズモクメンバーの私鈴木と浅野、倉持、風見の4人で進めていきます。よろしくお願いします。

 

浅野・倉持・風見:よろしくお願いします。

 

鈴木:今日のテーマは、耐震って言うことで行こうと思います。

地震にどれだけ強いかとか、そう言うような内容で行こうと思うんだけど、まず、新しい家と古い家。これ、ね?新しい物は新しいです。古い物は古いです。って言うだけじゃないよね?

浅野・風見:そうですね。

 

鈴木:ただ新しい古いだけじゃなくて、その他色々違うところがあるよね。

 

風見・倉持:はい。

 

鈴木:で、耐震性能とかも、全然違ってると思うんだけど、まず中古と新築で悩んでる人って言うのは、いたりする?

 

風見:はい。いま相談受けてるお客さんで、新築を最初予定していたんですけど、土地を探していたら、いいところに中古物件が見つかったとか。

 

鈴木:うんうん。

 

風見:で、その内容で、その家をリフォームして。うん。生活したいんですけど、どこまでのリフォームが向いてますか?風見さんみたいな相談を今受けてます。

 

鈴木:うーん。なるほど。うん。

 

風見:簡単な耐震の審査とかをして、私見方とかよく分からないんで、浅野さんに、これで、どう?って言う風にちょっとは振ったんですけど、その買おうと思ってるお客さが、5年後に建て替えなのか、20年後に建て替えなのか、今しっかりやって、もう建て替えはしないのかの3択で悩んでます。

 

鈴木:なるほどねえ。

 

 

鈴木:そもそもさ、その中古がさ、耐震性能があって、断熱性能が元々あったんだったら、そんな心配いらないんだよね。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:もう見た目とね、使いやすさだけを買えていけばいいだけの話であってね。

その耐震性能と断熱性能がないから、多分新築に、何年後にしなくちゃいけないかって悩むんだよね。たぶんね。

 

風見:そうですね。うん。

 

浅野:確かに写真も見させてもらったんですけど、うん。耐震性と断熱性、うーん、って感じはしますね。やっぱり。

なので、その5年後、20年後もしないって言うやっぱり、建て替えとかあるんですけれども、どうしてもこう、建て替えをしないでしっかりやりたいと言うんであれば、建て直しちゃった方が絶対もちろん、基礎から耐震の設計が出来るんで、やった方がいいかなとも思いますし、逆に5年後とかだったら、汚いところだけ、ちょっと壊れちゃってるところだけ修繕とかもいいと思いますし。

 

鈴木・倉持:うん。

 

浅野:20年後ってなるとちょっと耐震、どうかな?って思っちゃったりするんですけど。

 

鈴木:まあねえ。まあ、家が崩れちゃうほどの心配は、そうそうはないと思うんだ。

 

浅野・風見:うん。

 

鈴木:グシャッといっちゃうとかね。あそこまではやっぱり少ないとは思うんだけど、ただ、その手前、家の中が斜めになった時点で、ちゃんと住めないんだよね。

 

倉持:そうですね。うん。

 

鈴木:ちゃんと、もうね、建物が立ってて、外から見たら、あれ?そう言えば曲がってるかな?ぐらいの程度。割合、他の人から見ると、家無事で良かったねって言う話なんだけど、住んでるからすると、大体、中でどんなことが起きるかって言うと、ドアが開かない。窓が開かないとか。カギが閉まらないとかね。

 

 

浅野:隙間が出来ちゃったりとか。

 

鈴木:ああ、ああ。そうそうそう。隙間風が増えたりね。

 

浅野:何となく床に寝てるとちょっと、酔うみたいな感じ。

 

鈴木:そうそうそう。

 

一同:はははは。

 

鈴木:そう。で、結構ひどいところは、6畳の部屋で各4隅とか、真ん中の高さが、3センチとか5センチとか違っちゃう場合あるから。

 

倉持:うわあー。

 

浅野:6畳でですか?

 

鈴木:6畳で。

 

浅野:そりゃあすごいですね。

 

鈴木:そう。地震でそうなっちゃった訳じゃないんだけど、ちょっとこう、崖みたいなところに建ってる家があって、そこのリフォーム工事に行ったことあるんだけど、そこはすごかった。6畳の部屋で、5センチ、10センチぐらい違ってるんだよね。

 

浅野:うん。じゃあもう結構見た感じで?

 

鈴木:もう見た感じでしっかり分かる。しっかり分かって、10分でね、結構酔う。移動してて、階段も、全然斜めだし、何ていうのかな、遊園地でなんかこう、パラレルワールドでそういう系統のところにいる感じがする。

 

浅野:迷路みたいとかで。中が。わざと斜めに作ってあったりする場所ですよね。

 

鈴木:そうそうそう。そんな感じだったね。

 

鈴木:結局耐震性能を、中古で買ったとしたら、あげてかなくちゃいけない訳でしょ?

そのままでいいですって言うのだったら、それはしょうがないけどね。

で、それを実際にあげるとしたら、どんな手順で行くような感じかな?

 

浅野:ほんとにしっかりやるんだとしたらですけど、1回もう軸組だけに、正直、しちゃってですよね。

 

鈴木:なるほどね。

 

浅野:正直なところで言うと。やっぱりどうしてもそれは既存のままでやっていっても限度がやっぱりあるんで、どうせいっその事なら全部剥がしてって。

 

鈴木:そうだね。で、多分古い建物は図面ある場合ももちろんあることも多いんだけど、図面と違ってる建物すごい多いから。

 

浅野:多いですね。

 

倉持:へえー!

 

鈴木:そう。そこに筋交いがないとか、こっちにあったとかね。金具が入ってないとかね。で、上のその梁とかの組み方が違ってて、全然そういう風にはなってないとかね。そう。だから計画どおり直しづらいよね。

 

浅野:うん。ありますね。結構、外壁とか外したりすることもあるんで、図面ある程度もらってるんですけど、全然違うなあみたいな。

 

鈴木:そうそうそうそう。

 

浅野:サイズも違うし、スパンも違うじゃないかみたいな。

 

鈴木:そう。柱のスパンとかも違うよね。

 

倉持:ええー!

 

浅野:違いますね。筋交いの向きとか、極端に言うと違ってたりするので。

 

鈴木:あれは、ね。しょうがないかなと思う。それぐらいだったら。うん。だからそれちゃんと直すにはこれ、全部剥がしてになるから。

 

浅野:そうですね。

 

鈴木:うん。やっぱり、ね?きちんと直すんだと、で、上強くすると、基礎もやっぱり強くしなくちゃいけないし、基礎も鉄筋とか入ってないの多いんだよね。

 

浅野:多いですね。多分、その年数によっても変わってくると思いますけど。

 

鈴木:うん。だからなかなか本当に強い建物にするとしたら、全部骨組みだけ残してやり直すって感じだから、費用、あんまり新築と変わらないかなって感じだよね。

 

浅野:正直言うとそうですよね。うん。

 

鈴木:正直にね、確実にやるんだったら、新築にしちゃった方がいいかなって言う。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:で、新築と中古で直してくって言う手もあるけど、耐震等級3って言うのを取らない限りは、安心感だけでしかないから。

 

風見:うん。そうですね。

 

鈴木:結局得はしないって言う。で、耐震等級3まで取ってしまえば、嘘の建物ではなくなるし、ね?耐震等級3と同じように作りましたって言う、その、長期優良住宅の認定を取らずに、同じですよって言ってるところあるけど、嘘だよね。あれね。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:あんなの出来るわけがないって言うかね。ちゃんと自社設計もやって、認定機関にちゃんと見てもらって、そう言う性能が保てるなって言うところだからね。

で、その性能を保った上で、認定を取ると、火災保険からの、地震保険か。

浅野:うん。

 

鈴木:その割引が全部効いてくるようになるから、本当にお金的にも特になるしね。

中古だと多分そうはならないよね?

あれ、長期優良のやつあるけど、耐震等級3って言う認定には、多分出てこないから。

 

浅野:ああ。難しいと思いますね。出来るかどうかはちょっと難しいですね。

やるにもやっぱりそれ相応の工事をしっかりやらなくちゃいけなかったりとか、費用が掛かってくる訳なんで、そこまでになってくると結局建て替えの方がしっかり出来るんじゃないですか?みたいな風にはやっぱりいつも。

よくやっぱり耐震のやつ受けるんですけど、そうなることがほとんどですね。

 

鈴木:そうだね。で、仮に新築で作ったんだったらさ、20年経った家でも、耐震等級3だったら、買う価値があるよね。

 

浅野:なるほど。

 

鈴木:うん。ね?古い家です。耐震等級も、多分大丈夫ですとかって言うようだと、

 

一同:はは。

 

鈴木:新しい家の方が良くなっちゃうよね。どうしても。その資産価値としてね。

古くても耐震等級はこれだけあります。断熱性能もこれ以上は作ってますだったら、見た目の心配だけでいいから、中古って安心して買えるようになるよね。

 

浅野:うん。

 

鈴木:耐震等級は、多分大丈夫ですじゃなくて、ちゃんと証明書で、ね?付けるようにして、その方が本人たちも安心だし、お金的にもいいしね。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:資産価値も上がる。で、作ってる職人さんたちも安心するよね。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:俺たちはちゃんとやってる。と思うとかじゃなくてね。で、ちゃんと認定取ったほうが、細かい施工に関しても正確になるよね。

現場見てて、別に、同じ意味だからこっちでいいでしょ?とかってそんな話には大体ならないよね。

 

浅野:ならないですね。

 

鈴木:ちゃんとこれは、こう言う、ここに取り付けて向きはこっちで、金具はちゃんと指定の物、ビスの数はいくつってきちんと決まるから、管理もしやすくて分かりやすいよね。

 

浅野:指示も逆にし易いですね。管理もしやすいのももちろんですけど。ここ違いますよね。とか。もしあったら、見た目で分かりやすい。

職人さんの、勝手な、こっちの方が強いだろうって思い込みに左右されないしね。

 

浅野:そういうことも多分やらなくなりますしね。ちゃんと、どこ現場も同じような施工が出来るっていうのは、すごくメリットだと思いますね。現場としては。

 

鈴木:古い家、新しい家だったら、性能が本当に証明出来るほどいいんだったら、中古でも今後はありになってくかなって言うところと、そういう意味でも耐震等級、耐震の性能が証明出来るようにちゃんとしてた方がいいってことで、今日は終わりにしたいと思います。

お相手はスズモクの鈴木尚美でした。また来週。