家づくりで驚いたこと 家自慢

家づくりのモヤモヤ004(2015.08.01)

 

鈴木:おはようございます。鈴木尚美です。今週も「家づくりのモヤモヤ」、始まりました。

皆様、よろしくお願いします。

今日も先週に引き続き、ゲストで実際にスズモクで家を新築されたアリモトさんに来ていただいています。

よろしくお願いします。

 

アリモト:よろしくお願いいたします。

 

鈴木:先週は土地の探しとかお金のこととかそういうふうなお話を聞きましたんで、今週は、実際家建てるのって初めてだったと思うですけど、2回目とか3回目とかってことはない?

 

アリモト:1回目でした。

 

鈴木:1回目だと、「え!こんな常識あるんだ」って驚いたこととかって、何かあったりしました?

 

アリモト:先週もお話したように、実際に家を建て始める前にいろんなメーカーさんを回って話聞いてきた期間が長かったもんですから、突然「え?そうなの?」ってことはそんなになかったですね。

 

鈴木:今まで「家」っていうのはこういうもんだっていうのは、住宅メーカーさんをいっぱい見ていく中で、「あ、こんな進化してるんだ」とかって思ったこととかって何かあったりしました?

 

アリモト:やはり建材がかなり多種多様なんだなっていうのは思いました。あとは建て方です。

従来からのような軸組、木造でやる軸組ばかりではなく、軽量鉄骨使っていたりALC使っていたりとか、かなり、あと2×4とかパネル工法、そういう多種多様なものがあるんだな、と。

どう違うのよとか、実際どれ選ぶのがベストなのかっていうのは、なかなか判断つかないところが多かった。

 

鈴木:なるほど。それまでっていうのは家とかって、家って言ったら木造だっていうイメージ持ってたりしましたか?

 

アリモト:そうです。家を自分で建てようと思う前は、あまり周りの家見ても特に興味もなかったっていうのもあるんですけども、木の柱で建ってるんだろうなあくらいにしか思ってなかったです。

 

鈴木:その中で「今ってこんなすごくなったんだ」って思ったことって何かありましたか?

 

アリモト:一つは断熱に対する考え方です。壁の中に断熱材をどれだけどういうふうに入れるかとか、サッシの進化です。合わせガラスになっていて、中に不活性のガス入れたりとか。それが一つ驚きだったのと、

あともう一つ、家を建てようという準備を始めたのが、ちょうど東日本大震災の直前だったんです。

2011年の年始から始めて、3月にすぐ地震が起きて、その後いろんなメーカー見て回ってる中で、構造に対する耐震性をいかに持たせるかということに、ものすごくいろんな工夫がされているんだなっていうのは驚きました。

 

鈴木:実際に東日本大震災があったから、耐震上のことに興味を持ったとかそんな感じだったりしますか?

 

アリモト:あまりないというのが正直なところで、なぜかというと地震が起きてそれでつぶれた家って、比較的最近の家でほとんどなかったはずなんです。

ということは、いろいろ工夫はしてるけども、どれで建てても最低限の基準を守って建てているものは大丈夫なんだろうなっていう結論に達しました。

 

鈴木:なるほど。

こだわるとかっていうよりも、今の家はだいたい大丈夫だっていう方でとったっていうことですね。

 

アリモト:そうです。

 

鈴木:うちの会社としても、ある程度地震の方とかって気をつけてやっていたんですけども、ちょっと過剰気味だなっていうのもあったんですけど、実際に被害があったときに、本当細かいところまで見てくと、ここまでやらないと被害が出るんだなっていうのを知って、より丈夫にはしてしまったんですけど。

建てる方にとっては、見えないところで、本当は知らないかもしれないですけど、そういうところの方になっちゃって、伝える努力が足りてないんです、きっと。

 

アリモト:知っていた方が安心ですね、ユーザーとしては。

 

鈴木:そうですよね。

 

鈴木:アリモトさん、実際に家を建てて、「ここは自慢したいぜ」みたいなところって何かできましたか?

 

アリモト:うちは建売で決まった間取りとはだいぶ違う間取りになってるんです。

家の中に壁があるにはあるんですけども、中途半端な仕切り方、セミセパレートと言いますか、そういうふうにしてるところが多くて、個室のような感じもあるんだけども、でもちゃんと一つの空間になっていて、

決して閉鎖的な感じではない、という空間がたくさんある。そこが自分でおもしろいというか気に入ってるところです。

 

鈴木:その形を、この形にしようと思うまでには、何か素直にそうだった感じですか?

 

アリモト:ゼロから自分でそれを思いつくということはなかったので、やはりいろんな住宅メーカーを見て回って、その中で見学会「こういう間取りもあるよ」みたいな工夫のある家を見せていただいて、その中でヒントになるようなものが多くて、それを元に自分の好みにアレンジしていったという感じです。

 

鈴木:なるほど。多分、私も間取り見せていただいたんですけど、見ないとなかなかあれはわからない感じでした。

 

アリモト:口で言ってもちょっとわからないかもしれません。

 

鈴木:やっぱりあれを伝えるとしたら、自分で作っちゃうのが早そうだった感じはするんですけど、自分で間取りとか結構作っちゃったんですか?

 

アリモト:そうです。今ですと、間取りを作る為のフリーのソフトがありますので、それで二次元的な間取りはもちろん、あと三次元的に自由な視点で自分が作った間取りを見ることができますので、

それで実際に自分がまだ建ててはいないけども、間取りの家の中にいるようなバーチャルな感じを持つことができて、自分の好みにあってるか、それともちょっと違和感があるかというのを判断しながらいろいろ変えていきました。

 

鈴木:間取りを作ってる間にも、奥さんとの意見のあれとか、何かすれ違いとか、どっちのいうことを聞かなくちゃいけないとかそういうことってありましたか?

 

アリモト:それは幸いなかったです。自分が気に入って自分がおそらくメインで使うだろうという空間と、あと妻がメインで使うだろうという空間とそれなりに分かれているので、自分が好きな使うところは全く自分の好みでやりますし、

妻がよく使うようなキッチンですとか家事をするスペースに関しては、もう、全面的に妻の意見、好みを反映させながら作りました。

鈴木:なるほど。ちなみにお子さんの意見を取り入れたりとかってしました?

 

アリモト:それはないです。聞いてもわかんないだろうというのと、子供はせいぜい階段のついてる二階建ての家が面白くて気に入ってるくらいしかなかったので、そこはこちらで勝手に決めました。

 

鈴木:でも、お子さん、実際に気に入って、あれですか、住み始めてからは。

 

アリモト:やはり新しいというのもありますし、今まではなかった自分だけの部屋というのもありますし、

十分気に入ってくれてるようです。

 

鈴木:余計に勉強するようになったとか、そういうことはどうですか?

 

アリモト:それはないです。

 

鈴木:あんま関係ないですか。

 

アリモト:あんま関係ないです。

 

鈴木:アリモトさんは、元々つくば市ではなくて、川口の方が出身。つくばにきて、文化的な違いとか、ここのつくばはこんなおもしろいところあったみたいな何かありますか?

 

アリモト:ポイントというよりも計画都市ですから、東大通り西大通りを中心として、非常に広くて整然とした街並みっていうのが、昔からの住宅街である私の出身の川口なんかとは違うところで非常に気に入っています。

広くて開放感があって、歩行者や自転車も安全にいろんなところを通れるという。

 

鈴木:何かお気に入りのどっかってあります?つくばで。

 

アリモト:特にここがいいっていうのは、あるかなあ。筑波山とか好きです。

てっぺんまで行っても気持ちいいですけども、筑波山神社のあたりまで行って、そこから神社の裏からちょっとだけ歩いて登って見るとか、市内からほんの30分くらいで、車で行けますので、そんな気軽に山の中でリラックスできるのはいいところだなと思います。

 

鈴木:近くてそういうことできるって、あんまないですもんね、場所的に。

アリモトさん、今日はいろいろとありがとうございました。

 

アリモト:こちらこそありがとうございました。

 

鈴木:お相手は鈴木尚美でした。また来週。