家づくりのモヤモヤ003(2015.07.25)
鈴木:おはようございます。鈴木尚美です。今週も「家づくりのモヤモヤ」、始まりました。
皆さん、よろしくお願いします。
今日は、ゲストに実際にスズモクで家を新築されたアリモトさんに来ていただいてます。
よろしくお願いします。
アリモト:こちらこそよろしくお願いいたします。
鈴木:お願いします。
せっかくゲストとして来ていただいてるんで、家を作った時に、何か多分悩んだこととかって何かあったと思うんですけど、具体的に何か一つ、どんなことありました?
アリモト:それはやはり1番大きいのは予算の問題です。
鈴木:予算ですか。
アリモト:予算さえ青天井であれば何でも好きなことできますけども、限られた予算の中で自分がやりたいことをいかにして実現するかっていうのが1番難しかったです。
鈴木:それを解決しようとした時に、どんなことが役に立ったりとか、もしくは、より深みにはまっていったとか、奥さんの方からいろんな意見が出たとか何かそういうってのあります?
アリモト:やはり予算の限界があるということは、あまり無理なことはできないですし、あと建てるメーカーによっても同じような間取りのものを作ろうと思っても全然値段も変わってきますので、それでいかに実質的なところでちゃんとお金を回してくれる、使ってくれるメーカーさんに建てていただくかっていうあたりが唯一の解決策でした。
鈴木:なるほど。ちなみに、その住宅会社を何社くらい探したりとかしてみた感じですか?
アリモト:住宅展示場に行くと、一つの敷地の中にたくさんのメーカーがあるので、回ろうと思えばいくらでも回れたんですけど、実際、でも営業の担当の方とお話しをしたのは、6社7社とかそれくらいです。10はいかなかったかなという感じです。
鈴木:それでもかなり頑張った方だと思います。
アリモト:あ、そうですか?
鈴木:はい。結構見るだけでも、住宅展示場あんなに広いんですけど、10とか20とか入ってる中で、今、平均で1.5くらいしか見ないらしいんです。
アリモト:え、そうなんですか。せっかくあんなにいっぱいあるのに。
鈴木:せっかくあるのに。だから、どっちかっていうと、見に行って、一つ行くと営業さんとか来ますよね、1時間2時間捕まってしまって、もう、二つもやると一日コースになってしまって、あと力が尽き果ててしまうみたいな感じです。
アリモト:なるほど。
鈴木:そういうのってどうでした?
アリモト:それはあんまりなかった。メーカーさんによっては、確かにいろいろこちらから積極的に話をお伺いしたところなんかは、ずいぶん長くお話しさせていただいたところもあるんですけども、かなり浅く広くという感じで回ったんです。
初めからメーカーによっていろいろ色がありますので、みんなどういう感じなのかなというのを見て回るために、敢えてあんまり深く突っ込まずに。話はいろいろお聞きはするんですけど、そんな1時間もかからないような程度に切り上げると言いますか。
ただ1日に2件3件となると、確かにきついので、週末ごとに1日1件か2件くらいに絞るようにして、その代わり何ヶ月もかけながら回ったという感じです。
鈴木:なるほど。時間はかけたんですね。
アリモト:時間はかけました。ぶっちゃけ、うちの場合、いつまでに作らきゃいけないという制約があったわけではないので、決められるような状態になったら決めればいいやという感じ。いくらでも時間かけるつもりはあったので、そこはのんびりやりました。
鈴木:実際にどれくらい時間かかった感じですか?決断するまでというか、予算とかがはっきりさせるために。
アリモト:土地探しと一緒に始めたので、結局土地を探すのに1年半かかってますから、その間はずっとメーカー回りはしてました。2年まではかかってないです。スズモクさんに決めるまでに、2年弱くらいです。
鈴木:ありがとうございます。一応ここで一回曲を入れたいと思います。
鈴木:先ほど、土地を探すのに1年半かかったっていうお話しが出たんですけど、こんなふうに見つけていったら、ちょっとあんまり見つかんなかったとか、こんなふうにやったらすごくいい見つけ方できてきたなとかって、そういうエピソードとかありますか?
アリモト:不動産屋さんに「こういうを土地欲しいんだ」という希望を伝えておくんですけれども、「ここ売ってますよ、どうですか?」っていうようなところは、だいたい自分の好みには合わなかったです。
逆に、どこの不動産屋さんもやってくれるかわかんないんですけども、自分で歩いたり自転車で見て回って、この土地欲しいなあっていうところがあると、不動産屋さんに地主と交渉をお願いするんです。
そうすると十中八九だめなんですけども、うちが建てたところがそうだったように、「いいよ」ということになると、自分で初め見てここ欲しいなと思ったわけですから、希望通りの土地が見つかりました。うちの場合は。
鈴木:なるほど。自転車で歩くっていうことのやり方にするまでに、何かこうきっかけとかあったんですか?
アリモト:通勤するのに自転車使ってますので、田んぼの真ん中ですとか畑の中ですとか、そういうところ細い道を好んで走るんです。
そうすると、土地、自分が家を建てる土地も開けた、開放感のあるところが欲しいなと思ってたので、そういう中で、自分で見つけた方が早いのかなとかです。
あとは、地図を見ながらですとか、Google earthのような衛星写真で実際の土地の様子がわかるようなものを見ながら、そこにピンポイントで自転車で見に行ったりとかです。そういうことしました。
鈴木:これ、実際に自転車で見つけ歩いた期間はどのくらいなんですか?
アリモト:それも結局土地の探し始めてから契約するまで1年半かかってますので、その間、だらだらだらだらとやってました、ずっと。
鈴木:土地が、それ、その時は何て言うんでしょう、ここ欲しいということを伝えて、十中八九だめじゃないですか。
ダメで、ダメだ、ダメだって来てる中で、そこの実際に買った土地はスムーズに「あ、いいよ」みたな返事になったんですか?
アリモト:そうでもなくて1番初めにお願いした時は、地主さんと不動産屋さん交渉してくださったんですけども、結局まだ、今のところ、まだ売る気はないはないね、というお答えいただいて。
ただ、それから半年ほどして、事情が何か変わったんだと思うんですけど、やっぱり売ってもいいよっていうことになって。そういう話、地主さんから来てるんだけど、どうですか?と、不動産屋さんから私に連絡が来て、それではぜひぜひ、ということで、あとは話がとんとんと進んだんです。
鈴木:アリモトさんの方で何か仕掛けたとかないんですか?
アリモト:それはないです。ただ、自分がどういう土地を欲しいのかというのをしっかり不動産屋さんに伝えておくっていうのは大事かなとは思いました。
鈴木:そうですよね。住宅会社からすると、欲しい土地をどういうことを伝えるかっていう、大きさだったり金額だったりとか、何かそういうことにとらわれやすいんですけど、アリモトさんの場合って、違うことありました?
アリモト:ロケーションです。やはり。
鈴木:ロケーション。
アリモト:そうです。見晴らしがよくて、でもあんまり不便なところも困るなという。
鈴木:まあ、そうですね。
アリモト:土地をいろいろ紹介いていただいた後、結局ここ止めたといういう場合も、不動産屋さんにどういうところが気に入らなかったのか、何で見送ることにしたのかっていうのをちゃんと伝えておくと、段々不動産屋さんから紹介してくれる物件も自分の好みに絞られてきた、という経験はあります。
鈴木:不動産屋さんとも、ただ単にFAXとか電話とかだけで、ただ「こういうのないの?」って紹介されてるだけじゃ、やっぱ理想の土地にはなかなかたどり着かないっていう感じですか。
アリモト:そうです。土地に対してどれだけこだわるかにもよりますけども、よほどこだわりが強い場合は、きちっとコミュニケーションとって、どういうのが好みで、どういうのが好みじゃないのかっていうのをしっかり伝えておくとよくやってくれると思います。
鈴木:多分それだと言葉だと通じなさそうな感じですから。実際見に行ったりとか写真とか、こんな感じだってそこまで伝えないとなかなか難しい。
アリモト:できれば事務所までちゃんと出向いて担当の方と面と向かってお話をするというのがいいと思います。
鈴木:土地探しについても面白いお話が聞けました。今日はどうもありがとうございます。
アリモト:こちらこそありがとうございました。
鈴木:そろそろお時間となりました。お相手は鈴木尚美でした。また来週。