断熱材

家づくりのモヤモヤ069(2016.11.05)

 

鈴木:おはようございます。スズモクの鈴木尚美です。今週も「家づくりのモヤモヤ」、始まりました。皆様、よろしくお願いします。

今日はスズモクメンバーの私鈴木と浅野、倉持、風見の4人で進めていきます。よろしくお願いします。

 

浅野・倉持・風見:よろしくお願いします。

 

鈴木:今日のテーマは、断熱材って言うことで、どんなシリーズって言うか、どんな種類の断熱材あるか、知ってる?

 

風見:はい。えーと代表的な物はやっぱり、グラスウールですね。

 

倉持:聞いたことある。うん。

 

風見:後よく話が出るのが今、吹付けなんかが有名だったりしますよね。

この辺が一番やっぱ代表的なものじゃないですか?

 

鈴木:うん。

 

浅野:あとは最近、たまに話題に出るのはセルロースファイバーとか。その辺は結構、断熱材は、この3つは結構話に出てくるかなって言うイメージはありますね。

 

鈴木:ああ、そうだね。うん。断熱材は本当はいっぱいあるんだよ。もっと。

 

浅野:いやあの、まあいっぱいはあるんだろうなーとは思うんですけど、まあお客さんにこう、話してる時に、一番出て来るのはこの3つかな?っていう。

 

鈴木:ああ。羊毛とかはあんまり出ない?羊毛の断熱材とかは言われない?

 

浅野:僕はまだ言われたことないですね。

 

風見:うん。あんま話に出てこないですね。

 

鈴木:吹付けかグラスウールか、セルロースファイバーとかで壁にこう、入れちゃうって。充填とかするやつか。

 

風見:はい。

 

鈴木:まあそっか、主力で行くとだいたいそんなもんかなあ。

 

浅野:うん。

 

鈴木:違い、知ってる?何が違うか。

 

風見:ええ。はい。グラスウールって言うと、昔から使われてるように、ガラス繊維の綿状の物って言う感じですね。で、簡単に言っちゃうと吹付けなんかだと、ウレタン系の発泡剤みたいな感じの液体をかけると膨らむみたいな物ですね。

 

鈴木:うん。

 

風見:まあ、だいたいこんなイメージかなと思うですけど、

 

鈴木:1個?

 

風見:ああ、そうか。

 

浅野:まあセルロースファイバーだとあと、古紙だったり、紙のそのパレットのやつが、まあ充填、壁の中に充填していったりとか。

 

鈴木:うん。あのそれは、あくまでその物の話なんだけど、具体的に何が違ってくるかとか分かる?

 

浅野:僕のイメージなんですけど具体的に言うと、グラスウールの物だけが壁に入れて、その機密シートを貼って施工するような形で、ウレタンフォームの方とセルロースファイバーの方は気密シートを貼ってからそこに穴を空けて充填していくような、

あと、発泡ウレタンの方は吹付けなんでそのままですね。

 

鈴木:うん。そのまんまだね。うん。

 

浅野:すいません。間違えました。

 

鈴木:施工方法ね。具体的に住んでる人からすると何が違うとかって言うのは?

 

浅野:住んでる人とかですと、グラスウールは先程も話した通り、特に何かこう、特殊な物を作ったりする訳じゃない。グルスウール単体を貼ってるだけなので、他の2つに関しては、まあ発泡ウレタンの方はそういった液状の物を吹きかけてるので少し臭いがちょっと出てしまったりとか、

セルロースファイバーの方も、ただ紙を入れてるだけだとやっぱりくっつかないので接着剤とかも使ってるんで、多少臭いとかあるのかなーって。グラスウールに比べたらですけど。

 

鈴木・倉持:うん。

 

浅野:住んでる人だとその辺がやっぱ変わってくるのかなとか。

 

鈴木:断熱性能は?

 

浅野:性能の方になるとちょっと僕、詳しく解説出来ないですけど。

 

風見:やっぱりあの、グラスウールも含めて、断熱性能とかって、やっぱりその密度とか厚みとかそういうところになると思うんですけども、だから、要はあったかいとかしたければ分厚くすれば、いくらでもなるのかなっていう。

 

鈴木:もう。単純に言えばね。

 

風見:うん。だから同じ幅でやろうって言うと、どこまでのあったかさとか、快適さ求めるのか、あとは居室もそうですし。その辺が絡んで来るのかなと。

あと、グラスウールってよく、うちの見学会でも言われるんですけど、すんごい静かですね。みたいな。

ガラスとかそういうのもあると思うんですけども、音吸収するのかな?とか。

 

鈴木:うんうんうん。

 

風見:というところで、かなり違うんじゃないかなという風に私は思ってますけど。

 

鈴木:うん。結構、やや曖昧。

 

風見:曖昧。

 

浅野・倉持:はははは。

 

鈴木:性能に関してはあんまり、明確に何がどうっていうのがよく、答えづらいってことかな?

 

風見:そうですね。はい。

 

鈴木:多分お客さん側もそうなんだけど、単純に言えばね、このミリ単位とかそういう単位の断熱の性能があって、厚み。断熱性能はこの掛け算でしかないよね。

で、この他のマイナス要因として、施工がきちんとできて隙間がなくなるかどうか。

って言うのと、気密性能をどこまで高められるかって言うところの比較でしかないんだよね。

 

浅野:うん。

 

鈴木:じゃあ後半戦で。で、断熱材、その断熱の性能で言えば、やっぱり性能のいい物を、厚っこく使えば家の性能が上がるって言うことね。

 

風見:はい。

 

倉持:うんうん。

 

鈴木:あと、各断熱材によって、施工のしやすさが違うってことだよね。

吹付けは簡単だって言うところがあるけど、そうでもない。

 

浅野・倉持・風見:うん。

 

鈴木:いや、あれは自社でやっぱり施工する人を教育出来たりとか、教えたりすること出来ないから、もう業者さん頼りになっちゃうから、そこがレベル高ければいいけど、低ければやっぱり低いよね。

 

風見:うん。

 

鈴木:あの、厚みちゃんと増してるところ増してないとかね。

 

浅野:あれ、厚み均一に作るのなかなか難しいなーと、僕、施工してるところ見たことあるんですけど、これは、そう簡単には出来ないだろうなっていう。

 

鈴木:そうそうそうそうそう。まあ、隙間は埋まるけど、ちゃんとこう、ね?断熱の厚みがこれ、目一杯じゃないから。

 

浅野・倉持:そうですね。

 

 

鈴木:そう。そういうの考えると施工性高いとはちょっとやっぱ、思いづらいよね。

で、セルロースファイバーに関しては、でもあれは、あれか。ちゃんとシート張って、

 

浅野:シート張ってからになるんで。

 

鈴木:で、入れちゃえばちゃんと入るよな。

 

浅野:ただすごい専門の職業にはなるので、業者さんとやっぱりなかなか、近くにいたらいいなって言うぐらいですけど、なかなかいないだろうと。

 

鈴木:ああ、でも、いるいる。大丈夫大丈夫。うん。大丈夫。

施工性のそういうこともあったりとか、あとはその物によるんだけど、火に強いやつとかね。

 

浅野・倉持・風見:うんうん。

 

鈴木:音の防音性が優れてるとか。で、そういう、どっちかって言うと、断熱材で言うとそこらへんってオマケになるでしょ?

 

風見:そうですね。

 

倉持:うん。

 

浅野:そうですね。まあ断熱材って言ってますからやっぱり、断熱性能が。

 

鈴木:断熱性能でしょうね。

 

浅野:そうですね。

 

鈴木:で、断熱性能を追ってくんだったら、同じ金額出すんだったら、いい方がいいよね。

 

風見:もちろんですね。

 

浅野:もちろんそうですよね。

 

倉持:うんうん。

 

鈴木:そう。だったらやっぱりコスト的に一番安く性能が高くなるのは何かって言うと、やっぱりグラスウールなんだよね。

 

風見:そうですね。

 

浅野・倉持:うん。

 

鈴木:で、単純に他の性能のいい断熱材、ちょっとコスト高のやつに変えて、薄くやるよりは、それ、ね?同じコストをかけるんだったら、グラスウールでもっと分厚くした方が、性能値が上がるかも知れないね。

 

風見:そうですね。

 

 

鈴木:で、一応うちの会社では、そういう意味合いで、グラスウールが一番コストパフォーマンスが高いって言う意味で選んでるんだね。

 

浅野・倉持:うん。

 

鈴木:ただ、グラスウールに関しても、ちょっとダメな話ってあるでしょ。

 

風見:はい。

 

浅野:ああ、まあ、昔とかよく聞きましたけど。

 

鈴木:そうそうそうそう。中で落っこっちゃうとか、濡れてるとか、カビが生えてるとかね。

 

浅野:うん。

 

鈴木:確かにグラスウールね、昔もそうだった。

 

浅野:うん。そう。僕も建て直す前の実家、解体してる時、全部したに束になってる感じですね。

 

鈴木:はははは。

 

浅野:そりゃ冷めるって。

 

鈴木:断熱材入ってないんだからね。

 

浅野:入ってないですから。

 

鈴木:落っこっちゃってね。うん。前のはね、壁の中に入ってるって言っても、半分も入ってないから、もうスカスカで、ちょっとなんか重さが加わると落っこっちゃうんだよね。

 

倉持:ああー。

 

鈴木:しかも室内の水分を、昔気密シートとか施工してないから、水分の含んだ空気がその壁の中を通って、その断熱材を通過する間に結露温度になるんだよね。

空気中の水が、本当の水に変わるのは断熱材の中で必ず起きるから、そのグラスウールの中で、水が溜まって、カビが生えて、落ちる。

 

風見:はい。

 

鈴木:って言うのが、昔はやっぱ必ずあったんだよね。

 

倉持:うんうん。

 

鈴木:今はちゃんと気密シートを施工すれば、そういう心配はなくなるんだよね。

だからちゃんとしたやり方をやれば、別にどの断熱材でも性能は変わらなくて、

後はコスト的に考えると、グラスウールが一番いいなってことだね。

ただ、自分たちのその職人さんが、ちゃんとそこがやれないとかって言う会社さんだったりすると、それは吹付けとかの方がいいのかなと思ったりするけどね。

 

浅野:そうですね。うん。

 

鈴木:その会社さんによって、何を選ぶかって言うのは変わるよね。

ただうちの会社に断熱材何がいいんですか?って聞かれたら、コストパフォーマンスとか、断熱性能、そのオマケ的なものになるけど、防音とか、火に強いとか。

そういうのを考えてやっぱりグラスウール。グラスウールって言っても、高性能グラスウールって言うのがあるから、

 

浅野:ふふ。うん。

 

鈴木:単なるグラスウールではないんだよ。昔の言うグラスウールではなくて、更にもっと性能は良くなってるから。そういう意味で断熱材もね、自分ではなかなか選べないか。

 

浅野:選べないんじゃないですかね。

 

鈴木:選べないよね。

 

倉持:うん。

 

鈴木:でも今は、断熱の性能もちゃんと数値化出来るから、設計上もいくつって言う数字が出てるから、そういうの基準に選んだほうがいいよね。

 

浅野:そうですね。

 

鈴木:そろそろお時間になりました。お相手はスズモクの鈴木尚美でした。また来週。