現場見学会

家づくりのモヤモヤ071(2016.11.19)

 

鈴木:おはようございます。スズモクの鈴木尚美です。今週も「家づくりのモヤモヤ」、始まりました。皆様、よろしくお願いします。今日はスズモクメンバーの私鈴木と浅野、倉持、風見の4人で進めていきます。よろしくお願いします。

 

浅野・倉持・風見:よろしくお願いします。

 

鈴木:今日は、現場見学会をテーマに行こうと思います。

 

倉持:はい。うん。

 

鈴木:ちなみに、現場見学会って知らない人もいっぱいいると思うんだけど、簡単に言うとどんな感じ?

 

風見:そうですね。見学会2つあって、作ってるところの状態を見る見学会と、

 

鈴木:途中ってことね。

 

風見:途中ですね。あとは完成現場でお引き渡し前の仕上がってる現場を見せる見学会。

 

鈴木:仕上がった現場ね。うん。もう完成してるって言う状態ね。

 

風見:そうですね。はい。

 

鈴木:うん。で、見に来て役に立つところってどんな感じなの?役に立つというか、感情を満たすっていう意味もあるよね。来て楽しいかどうか。勉強だけしたいわけじゃないだろうしさ。

 

浅野:お客さんと目線が近かった、会社入ってすぐの時のことなんですけど、なかなかその、家の作ってる最中のところ。要は構造の部分とかで自分で実際に建てるとなかなか見る機会って少ないじゃないですか。

 

鈴木:まあそうだね。

 

浅野:だったので家ってこうなってるんだって言うのが、わかったので、こういう風に、こういうところに柱が立っててとか、得意そういうのを意識してなかったので。

入ってくるまではその。

 

鈴木:あ、そうなんだ。

 

浅野:いやあの、こういう風に柱立ててますとか何となくわかりますけど、

 

鈴木:いやほら、ね、一般の素人さんっていうか、全然何も知らない人と、ほら一応建築の大学出た人なんだから。

 

浅野:いやだからその、なんですかね、意識、、実際の家ってそんなに見に行かなったんです。その、取り扱っている物、それ以上の方だったので。どちらかと言うと、建築の大学とかにだったんで。

だからあの、実物の構造段階をこう、実際にこう、なんですかね、改まって見る時って、その時が初めてだったんじゃないかな?っていうぐらい。

 

鈴木:ふーん!ビルとかを見たりとかしてたの?

 

浅野:ビルだったりとか美術館だったりとか。

 

鈴木:施工中だよ?

 

浅野:施工中です。ビルの本当に杭打ってる最中のところを、ヘルメット被って。

 

鈴木:うんうんうん。

 

浅野:あの、近場まで。行って見たりとかしましたけど。なんですか、あんまり面白味がなかったんですけど。ちょっと家の方がなんか、木の香りがしたりとか。

ああ、家ってこんな感じなんだって言うのが、初めて伝わったって言うのが、最初の印象ですね。

 

鈴木:へえー。感覚的なものが一番って感じ?

 

浅野:あ、いやあ僕が最初に思ったことは、それが、木の香りがするって言うのが、一番印象に残ってますね。

 

鈴木:あれ、風見とかはどう?やっぱ、

 

風見:そうですね、今の浅野さんの話じゃないですけど、見学会、構造見学会来て、一番最初に構造を見た人は、どこ見ればいいんですか?みたいなのが多くて、ただ、何回か違う、例えば工務店とかハウスメーカーの構造を見た人は、入った瞬間に、いい匂いしますね。の他に、スズモクさんの家って、すごいですね。みたいな。

柱太いですねとか。梁大きくないですか?とか。もう見た目がすぐ分かるって言う風に、よく反応は受けますね。

 

鈴木:へえー。分かるようになっちゃうんだ。

 

風見:あの、しっかりしてるって言うのは伝わるみたいな。素人目でも。

それ、よく言われるよね。

 

浅野:よく言われます。何センチ大きいとかじゃなくて、感覚的に太いとか。ごついとか。

 

 

鈴木:なるほどねー。でも、ね、何センチ太いですって言うよりさ、住宅会社側が、言っったところでさ、そんなの、だから?みたいな感覚やっぱあるよね?

 

風見:ありますよね。

 

鈴木:うん。

 

浅野:見た目がしっかりしてるなっていう雰囲気はやっぱりするみたいで、よく見学会に、何社か見て回って来てる人とか、よく言われますね。

 

風見:その感覚すごい大切かなって思ったりして、話、お客さんとする時に、すごいですねーって言われて、どこがすごいですか?みたいな話で、やっぱり結構盛り上がりますね。

 

浅野・倉持:うん。

 

鈴木:ああー。そうだよね。例えばさ、人間で言っても、丈夫そうな人、だいたい丈夫だしさ。

 

倉持:ははは。

 

浅野:そうですね。ぱっと見、丈夫そうな人は丈夫ですよね。

 

鈴木:そうそうそうそう。だから家も、ねえほら、一応科学的に丈夫ですって言うのも、それ、もちろん大事だし、そういうことももちろんやってるんだけど、建てる側の人からすればさ、やっぱ見た感じとか、ああ、丈夫そうだなって自分で思えるって言うの、すごく大事だし。

そういうのがないと、途中で、この家って大丈夫なんですか?って聞きたくなるし、なんかこう、不安になるよ。たぶんね。

 

風見:確かにそれはあると思いますね。

 

倉持:うん。

 

浅野:そうですね。

 

鈴木:そう。いや、例えばだけど、大工さん、ね?プロでいるんだけど、釘100本打ったら、100本正確に打てるかって言ったら、そんなこと、やっぱり人間だからあり得ない訳でしょう?釘の位置外したりすることも絶対ある訳だから、その時に、ちゃんと丈夫かどうかっていう、ね?釘1本外したらダメになっちゃうような家なんかないし、

 

浅野・倉持・風見:うん。

 

鈴木:でもミスは必ずあるからね。それをどう、訂正するのももちろん大事だけども、それぐらいじゃあ、強度的にも揺るがないっていうこともね、感覚的に知ってほしいところだよね。

 

風見:はい。

 

鈴木:倉持さんはさ、現場見学会みたいなので、途中のと完成のとあるんだけど、どんな風に感じた?

 

倉持:まず構造を見た時は、木のいい匂いだなって言うのをまず、真っ先に風見さんに言ったのと、え?もう俺分かんないよとか言って、

 

一同:はははは。

 

風見:麻痺しちゃってんだよね。

 

浅野:僕も確かに、嗅ぎ慣れたように、木の匂い分かんないですけど。

 

鈴木:ああ、それは俺もね、思う。見学会ずっとやってると、全然匂いがね、そうだっけ?って感じにもなるしね。

 

倉持:ふふふ。あと中入った時に、あったかいなーとか。思ったのと、

 

鈴木:うんうん。

 

倉持:やっぱり、ちょっと完成楽しみだなーって思いながら、いつも見てますね。

 

鈴木:うん。そうだよね。それでさ、完成、やっぱこうすげー綺麗に出来てて、間取りがこうなっていいとか、色々あるんだけど、中には構造の見学会の方が大好きって言う人、いたよね?

 

 

浅野:ああ、いますいます。ちょっと少数派ですけど。よくよく聞いていくと、大体の人完成品の方が楽しいって言うんですけど、なんでですか?って聞いてみたら、クロス貼る前の石膏ボード、あるじゃないですか。下地の。要はあそこの部分までが構造って言う部分で、その、家だったり骨だったり肉だったりする部分がしっかりしてるかどうかを見たいって言うことで。

 

鈴木:ふーん。

 

浅野:人間に例えると服だったり、コートだったりとかはあんまり興味なくて、家の部分、骨格だったり、そういうところが気になるようでしたよ。

なのでその部分がしっかりちゃんとしてあるかとか、段差ないよねとか。

 

鈴木:ああー。

 

浅野:ちゃんと釘入ってるよねとか。よく見てる。

 

鈴木:職人技で言えばさ、完成した現場ってあんまり差がないって言えばないよね。

他の会社さんとかもこう、いろんな会社さん見てると、似たようなもんだなっていうの、あるけど、構造とかの方が、各社全然違いが出るよね。

 

浅野:全然違いますね。

 

鈴木:そういう意味ではきっと構造、ね、マニアックじゃない人も、見慣れてくと楽しいんじゃないかな?って言う気はするよね。

 

浅野:僕的には好きになって欲しいですけどね。構造の方。

 

鈴木:うん。でも一般的に言えばね、完成見学会の方がいいっていう感じだよね。

 

浅野:うん。

 

風見:うん。見どころはやっぱり多いのかなって思いますね。

 

鈴木:ああー。例えば見どころとしてはどんなところが?

 

風見:例えば、完成で一番こう、皆さん気にしてるのが、間取りもそうですけど、見栄え。例えばクロスで全体的に明るく作ってあるとか、和室の壁紙クロスとかカーテンとか、そういうので、和室の見栄えとか、そういうのを皆さん気にして完成見学会に来てる人の方が多いのかなって思いますね。

 

鈴木:うんうん。見栄えねえ。倉持さん見た時はどう思った?

 

倉持:なんか斬新なクロス使ってるなーとか、確かにそういうのもありましたけど、この部屋広いなあとか、ちょっと贅沢だなとか思って、

 

一同:はははは!

 

倉持:あとやっぱり畳が入ってたりすると、ああ、いい匂いするなあーと思ったりとか。

 

 

 

鈴木:うんうん。なるほどね。お客さんの中だとなんかこう、意見もらったりしたこととかある?

 

風見:そうですね。最近の現場だと、平屋の現場があったんですけど、実際に部屋の大きさを、角に立って構造の時に来たお客さんなんですけども、やっぱし完成するとこれぐらいの広さ実感出来ますとか。6畳と5.2畳の差をその人はものすごく気にしてたんですけど、

 

鈴木:ああー。その微妙なやつねえ。

 

風見:そうです。立った時に、あ、これぐらいで充分とか。あとリビング広すぎとか、

 

倉持:はははは。

 

風見:そんなことをやってましたね。

 

鈴木:なるほどねえ。それ実際見て行かないとなかなか、納得感多分出ないよね。

 

風見:そうですね。分かってても多分、感覚で分かるのと、実際見て分かるのって違うと思うんですよね。

 

浅野:そうですね。5.2畳のサイズってそんなに、すごく変わるかって言うと、そんなには変わらないじゃないですか。大きさ的に、見た目。

 

鈴木:そう。やりたいこと聞いてさ、中に入れるもの聞いて、足ります!って言ったところでさ、そうじゃないんだよね。

 

風見:そうですね。うん。

 

浅野:実際そういう場所が見れるって言うのは本当に、いいな、その感覚的にも分かるし、実際ここにこういうのを置いてとか、物入れてとか、ってなってくるじゃないですか。多分いちばん分かりやすいんじゃないかな?って来てもらうなら。

 

鈴木:あとはやっぱり間取りとかもね、悩む人多いから、動線だったりとか、ここの玄関とかも狭くていいかとか。そういう判断とかも、見慣れてくと、自分で判断しやすくなるよね。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:で、自分でって言うより、家族間、まあ夫婦間とか、これでいいんじゃないかとか、ダメなんじゃないかとか、想像だけだと喧嘩になっちゃったりね。

 

倉持・風見・浅野:確かに。

 

鈴木:絶対譲れないとか、いいじゃないかみたいなね。そこを解決するのとかにも、現場見学会でも見て、直感で、こっちにしようよっていう風な話が出来るとすごくいいよね。

 

倉持:うんうん。

 

鈴木:そろそろお時間になりました。お相手はスズモクの鈴木尚美でした。また来週。