家づくりのモヤモヤ068(2016.10.29)
鈴木:おはようございます。スズモクの鈴木尚美です。今週も「家づくりのモヤモヤ」、始まりました。皆様、よろしくお願いします。
今日はスズモクメンバーの私鈴木と、倉持、風見の4人で進めていきます。よろしくお願いします。
倉持・風見:よろしくお願いします。
鈴木:今日のテーマは、ZEH(ゼッチ)ということで、行こうと思うんだけど、まず倉持さん。ZEHの意味知ってる?
倉持:ZEH、そうですね。ゼロ・エネルギー・ハウスの略だってことは知ってます。
鈴木:正解!
倉持:はい。
鈴木:それを省略して、まあ頭文字で、ZeroのZと、EnergyのEと、HouseのHだよね。
これでZ、E、HでZEHっていうのが、呼ばれてるんだけど、風見知ってる?
風見:はい。
鈴木:さすがにね。うん。あの、うちの会社でもやってるんだけど、具体的にどんな風なのをやってるか、ちょっと、答えてもらっていい?
風見:はい。まあZEH住宅の定義じゃないですけど、基本的な考え方と言うのは、まずこう、家に住む時に必ず電気とかのエネルギー使いますよね。
鈴木:うん。
風見:それをこう、省エネだったりとか、できるだけ使うエネルギーを少なくして、更に太陽光とかでエネルギーを作り出して、使う電気と、先程の省エネとかので、全部エネルギーの消費をゼロにしようという考え方、と言う形になるんですけど、間違いないですよね?社長。
鈴木:うん。間違いないよね。
倉持:ふふふふ。
鈴木:で、まあでもZEHってほら、エネルギーを、消費するエネルギーをゼロにするっていうことなんだけど、これ、間違え安いところでいくと、光熱費をゼロにするのとはまた違うんだよね。
風見:そうですね。
倉持:おおー。
鈴木:そう。光熱費って言うのはあくまで、お金のことであって、エネルギーのことではないんだよね。
倉持・風見:うん。
鈴木:で、よく太陽光を乗せるとほら、プラスになるから。お金自体がね。
何年間って言うのはこう、全部シミュレーションしてみないと分からないけれども、自分に入ってくるお金がプラスになることを、ZEHという訳ではない。
倉持:うーん。
鈴木:この辺、倉持さんまだ、ね、ちょっと分かりづらいよね。きっとね。
倉持:はい。
鈴木:あくまでゼロ・エネルギーだから、エネルギーをゼロにするって言うことだから。
風見:そうですね。
鈴木:使うエネルギーと、で、それ以上に作り出すエネルギーでゼロにするって言うことだから、うん。その、お金のことじゃないってことね。
風見・倉持:はい。
鈴木:で、もちろんお金のことと言ってもZEHにすると、ね、エネルギーがゼロになってるわけだから、支払う光熱費とかもすごく安くなったり、逆にね、プラスになる部分もあるんだよね。
風見:そうですね。はい。
鈴木:うん。で、ただこのZEHって言うやつが、作り方が結構、色々あって、大きく分けると、2つある。単純に言うと、断熱性能とか、その、省エネルギーの家ではなくても、そこそこぐらいで、そこそこの省エネの住宅を作って、太陽光をすごいいっぱい乗せてZEHにするっていうやり方がまずあるのね。
倉持:へえー!
風見:それもZEHになるんでしたっけ?
鈴木:要はゼロエネルギーだから。使うエネルギーより作るエネルギーを増やせばゼロになるでしょう?
風見:ああ、なりますね。
倉持:そういうこと!
鈴木:そう。って言うのが、今まで主流で来てるんだよね。
で、これの場合、太陽光発電って結構長持ちすると言われてるんだけど、20年、30年経って、その太陽光が思った以上に発電しなくなったら、もうZEHじゃないよね。
風見・倉持:そうですね。
鈴木:うん。しかも、かかってる費用的には太陽光の部分って言うのは、もうかなりテクニカルな部分になるよね。
風見:はい。
鈴木:テクニカルと言うか、最先端の技術。で、壊れる可能性も高いし。
倉持:はい。
鈴木:で、まずそういう作り方が1つあるってことね。うん。
風見:はい。
鈴木:ZEHの作り方の2番目として、すごく省エネの住宅を作って、太陽光をちょっと乗せたら、省エネになる、まあZEHになるっていう作り方があるんだよね。
風見・倉持:はい。
鈴木:で、これはどうやって作るかって言うと、やっぱ断熱材とか窓とかの外側からの熱を受ける影響とかをすごくなくすって言う方法なんだけど、うちで作ってるやつだとね、パシブの家って言うのがあって、
風見:あ、そうですね。
鈴木:そう。壁も内側と外側ダブル断熱だし、窓もトリプルサッシで、オール樹脂のやつに入る。で天井の断熱材とかも300ミリ以上とかね。それぐらいやると熱が逃げない。
まあ熱っていうかその、暖房効率が良くないって言うこと。
風見・倉持:うん。
鈴木:で、暖房効率がいいってことは、例えばお風呂1つにとっても、今お湯勝手に沸かすでしょう?
風見:そうですね。
鈴木:保温とかするよね?あれの性能も変わるんだよ。やっぱね。
倉持:うんうん。
鈴木:やっぱり家自体があんま熱が逃げないからね。そういうのも含めて全部が省エネになってるから。で、そこに太陽光を、なんかすごいいっぱい乗せるんじゃなくて、ある程度の生活に必要な分だけ乗せると、ZEHになるんだよね。
風見・倉持:うんうん。
鈴木:で、断熱性能って言うのは、別にそんなに消耗しないから。
倉持:ああー!
鈴木:うん。多少はね、あるだろうけど、そんなに、半分の性能になったり、絶対しないから。太陽光は分かんないけどね。
鈴木:うん。そう。省エネの方の性能を上げた上に太陽光乗ってるんだったら、すごく長持ちするというか、
風見・倉持:うん。
鈴木:で、太陽光だってさ、悪いわけじゃないけど、太陽光を動かすのにも電気使うからね。
倉持:ほおー。
鈴木:そう。停電の時、太陽光動かないとかね。動けよ!って思うでしょ?
倉持:動けよって!ははは。
鈴木:思うでしょ?でも、基本的に、中には動くやつもあるんだけど、停電の時に動かせる太陽光の発電力というのが、コンセント1個とか2個しか動かないとかね。
風見:非常用取り出し口ですからね。
鈴木:そうそう。非常用だからね。
倉持:ほおー。
鈴木:そう。そんなもんでしか動かないから。だからまだまだね、そんなに太陽光に頼りきったZEHって言うのは実践的じゃないっていうかね、そう。どうしても売る人と買う人の中でこころのやり取りがケリつきやすいのは、そっちの、太陽光いっぱい乗ってます。な方なんだよね。
倉持:うんうん。
鈴木:断熱性能が体感して分からないから。でも、そっちはちょっと、やや偽物っぽいなーって、ね?スズモクって会社は思っちゃってるから、そういう風な物しか作らないけど。ZEH、ゼロ・エネルギー住宅作るのはまずあの、消費するエネルギーをやっぱり減らしたいなって思うんだよね。
風見:そうですね。
鈴木:で、そういう家って太陽光さ、ある意味後で、乗せられるよね。
風見:そうですね。
鈴木:例えば最初の頃に、太陽光、3キロしか乗せませんでした。増やせるよね。
風見:あ、屋根とかの面積があれば。
鈴木:そうだね。
風見:はい。
鈴木:まあ入れ替えも出来るしさ。
すごい大掛かりって程ではないんじゃないかな。
風見:そうですね。
鈴木:断熱はさ、後でなかなか入れないよね。
風見:無理っぽくないですか?総合リフォームですから。
倉持:そうなっちゃいますよね。
鈴木:そうだね。断熱も、全然効いてないところから、まあまあ効いてるところまでは、そんなに難しくないんだけど、そのすごい省エネで作るとなると、外壁から何から何まで全部やり直ししかないし。
倉持:うん。
風見:現実的じゃないってことですよね。
鈴木:後はまあ、ZEHって言ってるけども、お金かけた以上は、お金が戻ってくればいいって言うのが、あくまでその太陽光を乗せて、お金が戻るからいいですって言う考え方ね。
倉持・風見:うん。
鈴木:結局、太陽光いっぱい乗せました。ZEHになってます。何1つ快適じゃないよね。
風見:そうですね。
鈴木:はははは。
倉持:あー。うんうん。
鈴木:そうだよね。快適さはないよね。今日は太陽いっぱい出てて、お金が儲かったかな?ぐらいでしょう?
風見・倉持:そうですね。
鈴木:それよりも省エネ住宅で、断熱性能がすごい高い家で、太陽エネルギーを乗せた方が、少なからず、寒い日とか、暑い日の対応って言うのも、家の中がすごい快適になるんだよね。
倉持:ああー。そうですね。うん。
鈴木:健康にもやっぱり良くなるし、うん。だからやっぱあの、ZEH、、まあ色々あるんだけど、ZEHで作るのが、やっぱりあの、すごく省エネで作るようなタイプのZEHを、他の会社さんもね、本当は作るといいんだけどね。
倉持・風見:はははは。
鈴木:まあみんなそう言うZEHを作ろうって言うことでね。
風見・倉持:はい。
鈴木:そろそろお時間になりました。お相手はスズモクの鈴木尚美でした。また来週。