吹き抜け

家づくりのモヤモヤ033(2016.02.27)

 

鈴木:おはようございます。スズモクの鈴木尚美です。今週も「家づくりのモヤモヤ」、始まりました。

皆様、よろしくお願いします。

今日はスズモクメンバーの3人。私鈴木と、風見と浅野で進めていきます。よろしくお願いします。

 

風見・浅野:よろしくお願いします。

 

鈴木:今日のテーマは吹き抜けで。

 

浅野:いいですねえ。

 

鈴木:吹き抜け。現場とかやったことあるよね、もちろん?

 

風見:もちろんあります。

浅野:たくさんあります。

 

鈴木:吹き抜けやりたい人って、まずどんなところ、どうしてやりたいっとかっていうのは、ある?

 

風見:やっぱしリビングの吹き抜けやりたいっていう人が一番多くて、空間が大きく見えるとか。

 

鈴木:まあ、確かに。

 

風見:あと、明るくていいとか。

 

鈴木:明るい。

 

風見:その話が一番多いです。この間、つくば市でやった方なんかは、リビング全部吹き抜けにしたいです。

みたいな話があって、かなり大き過ぎちゃったんで、間取り作ってるうちに4.5畳くらいのサイズになったんですが。

 

鈴木:それも大きいけど。

 

風見:かなりそれも大きくて。照明器具とか結構苦労しました。

 

鈴木:ああ、それはある。照明、どこつけるんだっていう。

 

風見:そうなんです。

 

鈴木:線も、どこでも通していいんだったらいいけど、隠したいから。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:隠しながら照明つけると、つくところ、難しい。

 

風見:あと吹き抜けっていうと、もう一つ私があるのが、玄関吹き抜けやりたいっていうお客さんがいて、住宅展示場なんかでもたまにあるらしいんですけど、入った瞬間広く見えるんで、家が大きく、さらに大きく見えるんですよ、みたいな話がありました。

 

鈴木:あるねえ。吹き抜けのいい点もあるんだけど、吹き抜けで気をつけなくちゃいけないところとかどんなところって、説明してる?

 

風見:してます。やっぱし一番はあったかい空気が上に上がっちゃいますよって話はまずしてます。

 

鈴木:ああ、あるよね。

 

風見:はい。対策もいろいろありますけども、まずはシーリングファンつけますかみたいな話からスタートしていくのが一番多い。

鈴木:でも、もしかしたら吹き抜け、上に行っちゃうけども、今の断熱性能であったら、今いる時間だけをあっためようとするからちょっとダメなだけ。

 

風見:それはあります。

 

鈴木:1日いるんだったら、長い時間ずっとかけてくとか。エアコンの電気の消費っていうのも、たくさん出すっていうのは温度が低いうちとかだったりするから、ある程度の温度になってしまうとそんなにムキになって運転はしないし。

 

風見:そうですね。あと、吹き抜けで、これデメリットになるのかメリットになるのかわかんないんですけど、結構リビング吹き抜けをやったそのつくば市の方は、音が上と下が筒抜けで落ち着いてらんないよ、みたいな話とか。

 

浅野:結構反響しちゃいますから、音が。

 

鈴木:するよね、そりゃ。

 

風見:ただ、下にいる時に、上でどんな感じかっていうのがわかるからいいとも言ってたんだで、メリットなのかデメリットなのか、微妙なところ。

 

鈴木:いやあ、どうだろう。家族でみんなでいたいっていう人にとってはいい。

 

風見:ああ、そうかもしれない。

 

鈴木:だって、部屋閉じて、何してんのかわかんないよりは、必ず、上にいるっていう気配がわかるし。

あとは、空気。あったかい空気、上に行くっていうけど、もしかしたら、これからの家は循環させた方がいいんじゃないかっていう。
風見:そうですね。

 

鈴木:ただ階段で上行くだけとか吹き抜けで上行くだけっていうよりは、ある程度の温度、循環させた方が家が快適になるんじゃないかなっていう気がしてきて。

 

浅野:家全体があったかくなるっていうメリットですね。

 

鈴木:そうそうそう、そう。断熱材とかある程度レベルアップしてきても、

エアコンを短時間だけ使うっていう形を取ってると、その部屋がその瞬間だけあったかくなるんだけど、それだと他の部屋はそんなにあったまってないわけでしょ?

 

風見:そうですね。

 

鈴木:そうすると、逃げたことによって寒さの不快感とかがちょっと感じるなと思ってて。

 

鈴木:吹き抜けで、最近、ストーブを使った。

 

浅野:ありますね。

 

鈴木:家っていうのがあるんだけど、吹き抜けがあって、ストーブがあると、ちょうどいいっていうか、一番快適な温度になるよね?

 

風見:そうですね。

 

浅野:一階も二階もあったかいです。行ったことありますけど。

 

鈴木:やっぱり断熱性能低い家は、そんなふうに吹き抜け作ったら寒いっとかって、そんなイメージばっかりだけど、今だったらストーブつけるんだったら、吹き抜けやった方が快適。

 

浅野:あった方がいいと思います。

 

風見:あったまりやすいですしね、逆に。今の断熱性能だったら。

 

鈴木:あと、うちの会社でもさらに上の、あったかくて熱が逃げないっていうタイプで、ダブル断熱だったり、トリプルガラスとかそういうのを使ったやつになると、エアコン一台で家の中を温めようとか、そういう計画を立てるけども、やぱ区切っちゃうとあったかくなんないんじゃないかなと思ってて。

 

風見:うん、そうですね。

 

鈴木:どうせだったら、吹き抜けとかで全部循環させるような方向の方が、今までの常識からすると寒かったんだけど、逆によくなってくんじゃないかなっていう。

でも、これは住まないとわかんないから、計算上はそう言えるんだけど。

 

風見:それはそうですね。

 

鈴木:計算上は言えるんだけど、実際試したいところ。

 

風見:あと、家族によって体感温度とかも違ったりすると思うんで。

家自体、全体をやっても、やっぱ寒いとか暑いとかって話は出てくると思うんですけど。

吹き抜けだけではなくて。難しいとこだと思うんですけど、そのへんになってくると。

 

鈴木:でも、今後家を建ててく時、考えていくとやっぱり断熱性能は上がっていくわけだから、吹き抜けとかを当たり前に用意してくような家の方が、主流になるんじゃないかなあって思ったりする。

 

風見:吹き抜けあって、さらにプライベートが守れればっていう難しいとこもありますけど。

 

鈴木:そうだなぁ。あと、あれだね。ほんとさっき照明の話も出たけど、照明交換できるように作らないといけないし、あとなんだろ、注意するところ。

 

風見:吹き抜けにおっきい窓があると、まぶしいというのがあって。私がやった吹き抜けの住宅は、全部カーテンとかブラインドとか。

そういうのを、つけてない人もいますけど、希望で見積もり取ったりとかそういうのやってます。

↑実際に付けた施工写真

鈴木:そっか。上だからっていって放置しといたら、住めなくなっちゃうのか、明る過ぎ、まぶし過ぎて。

 

浅野:そうなんです。後からつけるのも、非常に大変。

 

鈴木:そうだ。

 

浅野:費用的な意味も大変ですけど。

 

鈴木:梯子?でつけるんだ。

 

浅野:足場、内側のやつつけて。

 

風見:梯子じゃあ窓がおっきんで、つけられないって言われました。足場です。

 

鈴木:なるほどね。じゃあ、費用結構かかる。

 

風見:最初からやればよかったって、みんな言います。

 

鈴木:じゃあ、もしかしたら、キャットウォークとかをつけて、ある程度、床が埋められるような状態にしといた方がいいってことなのかな?

 

風見:それも一つの方法であると思いますけど。

ただ、吹き抜けって、そういうカーテンとか照明とかあると思うんですけど、デザインの部分で上と話したりとかっていうと、結構ふさがないイメージで皆さん作ってますから、ふさげたらってあんまないのかなって思ったりします。

あと、今、社長が話したように、空気循環させるとかっていうと、ふさいだら寒くなるとか。そういうのも考えていかなくちゃいけない部分なのかなとか、ちょっと感じたりはしたんですけど。

 

鈴木:そうだね。あ、そうだな。暖房全然やぱ使わないように、部屋で区切ってくと、やっぱりどっか寒くなってくから。

そうなってくると、玄関に吹き抜けがあると、玄関だから一番外との接触回数が多いところだから、冷たい空気が入りやすくて、あったかい空気は吹き抜けがあると上に行くから、玄関、吹き抜け、無暖房の状態はあんまよくないのはよくない。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:よくリビング階段で上抜けちゃうっていう心配があるけど、それよりも玄関吹き抜けであったかいのが逃げちゃうっていうのが、ちょっと危険な状態になりやすいなって。そこにトイレがあったりとか。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:そういうのはちょっと心配だけど。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:ただ、今後は吹き抜けも考えていかなくちゃまずい。

そろそろお時間になりました。お相手はスズモクの鈴木でした。また来週。