土地探し 不動産やさんのイメージ

家づくりのモヤモヤ022(2015.12.05)

 

鈴木:おはようございます。スズモクの鈴木尚美です。

今週も「家づくりのモヤモヤ」、始まりました。

皆様、よろしくお願いします。

今日はスズモクメンバー三人、私鈴木と、風見、チカツで進めていきます。よろしくお願いします。

 

風見・チカツ:よろしくお願いします。

 

鈴木:今週もテーマは土地探しっていうことでやりたいんだけども、不動産屋さんってどうしても土地探すとなると絡む。

 

風見:ほとんど絡むんじゃないんですか?

 

鈴木:ねえ。絡まないってことは、ほとんどないよね?

 

風見:うん。

 

鈴木:一般素人の方は不動産業界ってどんなもんなのか、全く知らないと思う。

 

風見:ほとんど知らないです。

てか、知ってるのは、アパート借りた時にちょっと付き合いがあったとか。それくらいで、土地とかの絡みとかは全然知らない場合が多いです。

 

鈴木:そうだよね。土地買うのも、だいたい最初で最後だよね?そんな、何回も買ったり売ったりとかしてないよね?

 

風見:しないですよ、普通。

 

鈴木:そうなると、不動産の業界ってどうなのかっていうの、みんな多分知らないと思うから、今日はそういう方面を中心にやっていけたらと思うんだけど。

風見・チカツ:はい。

 

鈴木:ちなみに不動産業界って、風見のイメージはどんな感じなの?

 

風見:ご契約になったお客さんにはそれなりにやってくれますけど、そこまで行くのに結構、言い方悪いですけど、冷たい感じがあるかなっていうのはあります。

 

チカツ:無愛想なイメージがあります。

 

鈴木:やっぱりありますか。

 

チカツ:あります。

 

鈴木:チカツさん、3つでしょ?

3つ紹介してもらって、1個決められたんでしょ?1つに。冷たかった?

 

チカツ:たまたま、結果的には知り合いだったんです。

 

鈴木:あぁ、なるほどね。じゃあ、やさしかったよね。

 

チカツ:はい。なんで、私が担当していただいた不動産屋さんはやさしかったです。イメージは無愛想かなっていう。

鈴木:そうだよね。嫌なイメージで行くと、すごい毛の長い猫を抱えて、撫でながらお店に出て来るイメージも、ちょっとあるよね、不動産屋さんって。

 

風見:んん…まあ…。

 

鈴木:それはバブルな頃過ぎるかな?

 

風見:今、猫って言われてましたけど、最近犬が多いかな、みたいな。ちっちゃい小型犬みたいな。話違いますけどね。

 

鈴木:あぁー、そうなんだ。

 

風見:この間行った不動産屋さんで、ちっちゃい子犬がキャンキャンキャンキャン言ってて。

 

鈴木:それ、撫でながらこうやって来た?

 

風見:撫でながらじゃないくて、ずっとご主人さんのところに周り、キャンキャンキャンキャンいるんです。話がうまくできなくて。

鈴木:ああ、なるほどね。

これ、不動産屋さんって、普通の人は今だとインターネットとかそういうもので探しちゃうのかな、土地。

 

風見:そうです。

 

鈴木:インターネットで探して、不動産屋さんに連絡とるっていう形を取ると思うんだけど。そのやり方だと、不動産屋さん、冷たくて当然っちゃ当然。

 

風見:そうだと思いますよ。

 

鈴木:当然だよね。一方、一般の人からすれば、こっちはインターネットに載ってる土地を買う予定で、買う検討するために情報送ってって言ってるのに、なんて冷たいだって思うと思ってるんだけど、きっとこの辺の間って絶対あるよね。

 

風見・チカツ:うん。

 

鈴木:それ、何が一番問題だと思う?

 

風見:やっぱり決定するのに時間かかったりとか、即決できないじゃないですか。金額だったりとか、条件だったりで。

 

鈴木:土地決定するのに。

 

風見:「やっぱり…」とか、何回も「違う土地ないですか?」とか。毎日同じことを言われてたら、多分、不動産屋さんは、先ほど言った、無愛想になったりとか、になってくるんじゃないかなっていう判断になるんですけど。

 

チカツ:「どうせ買わないんだろ」っていう。

 

風見:そんな感じ。

 

鈴木:「どうせ買わないだろう」がやっぱり。来ちゃう。でも、買うってわかってたら、やさしいかな?

 

風見:ある程度、例えば、「一緒に土地見に行きたいんです」とかって言うと、「じゃ、いつにしますか?」とか。あと、「金額、この金額ですけど、今だったらこれになりますよ」みたいな。契約がちらつくと、やさしくなる場合が…。

 

鈴木:契約ベースなんだ。やっぱり。前提はないんだ。

 

風見:でも、それだけ売りにくいのかなって思ったりします。

 

鈴木:なるほどね。

 

鈴木:不動産屋さんなんだけど、土地買う人には、やっぱりなかなかね、本当に買ってくれる人だったらやさしいけど、検討してる人には冷たい感じはやっぱりする。

 

風見:そうですね。

 

チカツ:そうですね、はい。

 

鈴木:これはやっぱり、おんなじ土地でも例えばAとっていう土地を買うとして、一番最初に紹介してくれた不動産屋さんが、仲介手数料、契約決まった時の仲介手数料っていうんだけど、そういうのがもらえるかっていうと、そういうわけではなくて。

 

チカツ:え?

 

鈴木:いろんな不動産屋さんって回るんです。探してる時って。探していて、最初の◯不動産。

いろいろ回って最終的に△不動産で買ったとすると、おんなじ土地Aって紹介した不動産屋さんでも、契約になったところしか仲介手数料入らないので、一番最初に◯不動産がこのAという土地どうですか?って紹介しても、最後に契約を決めたその△不動産しか仲介手数料もらえないんです。

 

チカツ:ああ、なるほど。

 

鈴木:土地を1つにしか買わない人は、普通家建てる人って、2つも3つも買わないじゃないですか。だいたい1個だよね。

1個しか土地を買わなくて、その1個を買うために土地の情報を不動産屋さんも5件くらい、各不動産屋さんから5つ6つずつこうやって集めていくとなると、買ってもらう確率ってかなり低いんです。

しかも、1個しか買わない人は、一生に一度しか買わないっていう気持ちもあるんで、買わないパターンもあるんです。ほんとは土地探してるけども、家も建てなかったってパターンも絶対あるはずなんで。

 

チカツ:あ、探すだけ探して?

 

鈴木:はい。だらだらと延びて延びて、やっぱり建てなかったってことも絶対あるんです。

となると、不動産屋さんからすると、土地の買う人っていうのはお客さんでは、ない、っていう気持ちが必ずどっかに必ず持ってるんです。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:「本当に買う気あるんですか?」みたいな。「買えるお金ありますか?」みたなことも、心の中で思っちゃうんです。

 

チカツ:思われてるんですね?

 

鈴木:思われちゃうんですよ。それがインターネットを見て、資料請求を簡単にしてくるとか。行ったからといって、情報くださいって言った人を、「じゃあ、買ってくれますね」とは思えないんで、冷たくなっちゃうんです。毎日そういう仕事してるんで。

はい、毎日誰かに情報をいくつも送る。この人にもいっぱい送る。この人にも送る。でも、誰も決まらない。っていう、毎日過ごしているので、そういう心理的なものが必ずあるんです。

でも、不動産屋さんも大切にしてるお客様がいて。土地を売る人。

 

チカツ:売る人。

 

鈴木:売る人。売る人、すごく大事にしてるんです。

 

チカツ:ええ。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:土地を売る人は、だいたい土地いっぱい持ってるんで、1つじゃないんです。2つも3つも4つも持っていて、しかも地主さんは地主さんの友達がいるので、紹介もあるんです。

だから、リピート性もあって、しかも不動産屋さん、何社も回らないです。売るために10社とか5社とか回って、いくつも土地をバラバラに売るとは、絶対しないんです。

一箇所にいくつも頼むっていう形なんで、不動産屋さんは、土地を買う人よりも売ってくれる人をすごく大事にします。

 

チカツ:なるほど。

 

鈴木:これ、土地買う人もそれをわかった上で不動産屋さんに行くと、ちょっと多分態度変わるよね?

 

風見:そうですね。

 

                                                                             鈴木:売主さんはあくまで大事にするっていう姿勢かな。「買うんだからいいでしょ」ってやると、「売主さんのために、あなたのような人は売主さんに紹介できないので」っていう形になります。多分、そこ一番ギャップがあるよね?

 

風見:そうですね。多分、来店する人をみんなお客さんと思いがちじゃないですか、お店行っても、どこ行っても、住宅会社行っても。その感覚で不動産屋さんも入ってるから、そういうギャップが生まれちゃってるのかなって思ったりするんです。

 

鈴木:そうだよね。そのへん、ちょっと、いろんな情報誌とかにもなかなか載ってないから、これはちょっと気をつけて欲しいことだよね。

 

風見:そうですね。

 

鈴木:そろそろお時間になりました。お相手はスズモクの鈴木尚美でした。また来週。